韓国大統領選:一括復党・親朴槿恵派復権、賭けに出た洪準杓

このリーチが通るか?

朴槿恵政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は6日、同じく保守系「正しい政党」を離党した議員を一括復党させる措置を取り、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に近い親朴派の中心人物たちの党員権停止も解除した。大統領選挙まであと二日という状況で保守勢力を結集させることにより、進歩系最大野党「共に民主党」文在寅(ムン・ジェイン)候補に追いつこうと勝負をかけたのだ。ところが、ほかの政党からは「朴前大統領弾劾を支持した民心に逆行する措置で、かえってマイナスに働いている」という声もある。

洪準杓候補の特別指示の形で行われたこの措置に基づき、金在庚(キム・ジェギョン)議員ら正しい政党離党者13人、無所属の鄭甲潤(チョン・ガプユン)氏ら国会議員14人、地方自治体首長2人、広域議員(道・特別市・広域市の議員)8人、基礎議員(市・郡・区の議員)32人の計56人が復党した。これと共に、派閥対立などを引き起こしたとして党員権が停止されていた徐清源(ソ・チョンウォン)、チェ・ギョンファン、尹相現(ユン・サンヒョン)の3氏ら親朴派主要議員の懲戒処分も解除された。このほか、政治資金法違反で起訴され、裁判が行われている金漢杓(キム・ハンピョ)、李完永(イ・ワンヨン)、クォン・ソクチャン議員、李完九(イ・ワング)元首相の党員権停止も解かれた。ただし、李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員は復党を拒否した。

洪準杓候補は1日夜、正しい政党を離党した議員と会談した後、これら議員の復党方針を明らかにした。しかし、親朴派がこれら議員の復党に反発、鄭宇沢(チョン・ウテク)党代表権限代行も留保の見解を示し、復党議決のための非常対策委員会召集は行われなかった。すると、洪準杓候補は同日、「大統領選候補は党務に関して優先権を有する」という党憲規定を持ち出して非常対策委員会の手続きを経ずに職権により復党・復権措置を行った。洪準杓候補は7日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」で「今回の措置により、これまでの互いの感情をすべて漢江の水に流し、大きな政治としての保守大統合政治に参加していただきたい」と述べた。

しかし、各政党からは「自殺手」という見方も出ている。正しい政党の劉承ミン(ユ・スンミン)候補は「誰が見ても旧態依然としているもので、自由韓国党は消滅を招くだろう。国民が判断し、審判すると思う」と述べた。正しい政党のキム・セヨン事務総長は「選挙史上最悪の裏取引であり、欺まん政治の極致」と言った。国民の党の金成植(キム・ソンシク)戦略本部長は「革新を期待して悩んでいた保守支持層は、逆行するような自由韓国党と洪準杓候補の行動にひどく失望した。安哲秀(アン・チョルス)国民の党候補に(票が)集まる加速度がついた」と述べた。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

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