韓国大統領選挙 革新系のムン氏 事実上の勝利宣言

ニュースの報道ぶりに、NHKのニュース制作現場の高揚感が漂うのが解る

韓国の大統領選挙は投票が締め切られ、開票が始まりました。出口調査の結果に基づく予測得票率では、革新系の最大政党「共に民主党」のムン・ジェイン(文在寅)氏がおよそ18ポイントの差をつけてリードしていて、ムン氏は先ほど、事実上の勝利宣言をしました。

韓国大統領選挙の投票は9日午後8時に締め切られて開票が始まり、中央選挙管理委員会によりますと午後9時50分現在の開票率は1.35%で、得票率は、革新系の最大政党「共に民主党」のムン・ジェイン氏が36.3%、保守系の旧与党「自由韓国党」のホン・ジュンピョ(洪準杓)氏が30.7%、中道系の「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)氏が21.4%などとなっています。

一方、公共放送のKBSは、ほかの主要なテレビ局2社と合同で実施した出口調査の結果に基づく予測得票率を伝え、革新系のムン氏が41.4%、保守系のホン氏が23.3%、中道系のアン氏が21.8%などで、ムン氏がホン氏に18.1ポイントの大きな差をつけてリードしています。

出口調査の発表を受けて、ムン氏はソウル市内の自宅を車で出発し、9日午後8時半ごろ国会内に設けられた支持者らが集まる場所に到着しました。

ムン氏は「出口調査では圧倒的な勝利をえたが、まだ出口調査なので静かに開票の状況を見守りたい」と述べました。そのうえで、
「政権交代を願う国民の切実な思いがきょうの勝利の原動力だったと思います。すべてのきょうの勝利は国民の皆さんと選挙対策委員会のおかげだと思う。皆さんに感謝したい。ありがとう」と述べて、事実上の勝利宣言をしました。

1週間前に実施された最後の世論調査では、ムン氏が支持率で20ポイント近くリードし、ホン氏とアン氏が追う展開となっていましたが、出口調査の結果にも同じ傾向が表れた形です。

出口調査の結果を地域別に見ますと、伝統的に保守層の多いテグ(大邱)市、キョンサン(慶尚)北道、キョンサン南道では保守系のホン氏がリードしましたが、首都ソウルを含めそれ以外の地域ではすべてムン氏がリードしています。

今回の選挙戦は、パク・クネ(朴槿恵)前大統領の罷免で混乱した国政の立て直しや、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮への対応などが重要な争点となり、ムン氏は9年ぶりの政権交代を訴えて幅広い層から支持を集めてきました。

一方、中央選挙管理委員会によりますと暫定の投票率は77.2%で、最終の投票率は5年前の前回とほぼ同じ水準になると見られています。開票作業はこのあと順次、それぞれの開票所で進められます。

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