北高官が米側と非公式接触開始 ノルウェーで

朝鮮半島危機の外交交渉の場はノルウェーだ。国連ではない

 【ソウル支局】韓国の聯合ニュース(電子版)は9日、北朝鮮外務省で対米交渉や核問題を担当する崔善姫(チェソンヒ)米州局長と、米国の民間代表団がノルウェーで非公式接触を開始したと報じた。今年1月のトランプ米政権発足後、北朝鮮当局者が出席した米朝の接触は初めてとみられる。北朝鮮の核・ミサイル開発問題で米朝間の緊張が続く中、今回の接触が政府間の公式対話につながるか注目される。

非公式接触はノルウェー・オスロで現地時間8日に持たれ、9日まで続けられる見通し。米代表団は、ワシントンに本部を置くシンクタンク「ニューアメリカ」のスザンヌ・ディマジオ氏が率いる。ディマジオ氏はイラン問題の専門家として知られ、民間外交分野で豊富な経験がある。

今回の非公式接触について米国務省当局者は「(米政府と)独立して行われている」との認識を示したと聯合ニュースは伝えたが、トランプ政権は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との直接対話に応じる可能性を示唆している。トランプ氏は「(金氏と)適切な状況であれば会うだろう」と1日に発言した。

また、ティラーソン米国務長官は3日の演説で、北朝鮮が核・ミサイル開発を放棄すれば「四つのノー」を保証すると表明。(1)体制転換を求めない(2)金政権崩壊を求めない(3)朝鮮半島再統一を急がない(4)朝鮮半島を南北に分ける北緯38度線を越えて米軍が北朝鮮側に侵攻しない-というもので、中国当局にもこの趣旨を伝えたという。

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